【学会参加報告】第71回 日本臨床検査医医学会学術集会(大阪)
第71回 日本臨床検査医学会 学術集会が 2024年11月28日から12月1日まで、大阪公立大学 血液腫瘍制御学 教授の日野雅之先生の下、大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催されました。
当日は、日本からだけでなく、中国を含めてアジア諸国の臨床検査学に携わる医療者・研究者が参加しました。
学会長の日野先生は検査学教室だけでなく血液腫瘍科の教授としても活躍されている先生で、当日は、検査学の未来や、今後の医療の発展について大変貴重な会長講演を頂きました。
国立がん研究センター中央病院(東京)の松井先生からは、近々承認されるであろう、がん研究センター中央病院 検査科が独自に作成した造血器腫瘍遺伝子パネル検査に関して詳しい紹介がありました。血液疾患の遺伝子異常の特性を初診時から診断し、より有効な治療薬の選択が行われ、更なる治療成績の向上が期待できるというものでした。
この検査から、日本全国の全ての血液疾患の患者さんが恩恵を受けられる日が来るのが楽しみになりました。

大阪府立国際会議場での学術集会に多くの方が参加されました。

会長講演をされる日野教授。遺伝子パネル検査の解説。英文のポスターも多数。