アメリカの大学生2


アメリカの大学生も、実家から遠く離れた大学に通うこともあります。新しい友達を作るために大学の寮に入る1年生(フレッシュマン)も多いです。

アメリカの夏休みは6月から9月の第1週の月曜の労働者の日(Labor day) まで、約3か月もあります。この間、寮生は部屋を引き払わなければなりません。全ての家財を3か月だけ別の場所に置いておく必要があります。夏休みだけでなく、冬休みや春休みも、一時的に家財を別の場所に置いておかなければいけないので、大変、不便です。

さて、何故、大学は夏の間に寮を空っぽにするのでしょうか?

夏の間、大学はサマー・プログラムと言って、学外から多くの学生(高校生・外国の大学生・他の大学の大学生など)を1-2か月間だけ受け入れて短期セミナーを催します。この際に訪れる学生の宿泊先として空になった寮を使っています。

また、大学が、夏休みの間だけ、キャンパスと寮を、夏の間の短期留学プログラムを組んでいる企業に貸し出すこともあります。この時には、企業は、独自の教官を準備して、外国からの留学生に授業を行ってもらいます。

アメリカの大学の寮に住む大学生は、家財道具を持って実家に帰省し、休みが終わると大学に戻ってきたりしますが、、、やっぱり、とても面倒です。そのため、寮生は、だんだん近所のアパートに住み変えるようになります。

2023年07月26日