I have a dream ...

黒人の自由民権運動の指導者 マーチ―・ルーサー・キング・ジュニア牧師が「I have a dream...」で始まる、黒人差別の撤廃を呼びかけるスピーチをしてから60年が経ちました。


この時、多くの黒人がワシントンD.C.に向け、大行進しました(ワシントン大行進)、そして、アメリカ議事堂の前のリフレクション・レイクの畔でマーチ―・ルーサー・キング・ジュニア氏が演説を行いました。


この大行進は、アメリカで最大級の抗議活動でしたが、極めて平和的に行われました。
マーチ―・ルーサー・キング・ジュニア氏は、その後、暗殺されてしまいますが、彼の思想は受け継がれ、アメリカの黒人差別撲滅に向け、少しづつですが改革が行われて来ました。


60年の時を過ぎ、アメリカは、まだまだ平等社会には遠い社会にあります。一昨年の Black Lives Matter 運動のように、破壊と略奪を伴う抗議活動が常態化してしまい、60年前よりも悪くなったようにも思えますが、、、


多くの黒人のお年寄りが「60年前より、躊躇なく黒人を撃つ警官が、随分減った」「60年前より、理不尽な目に合っている黒人に同情し、一緒に抗議してくれる白人が増えた」と語っている姿が印象的でした。

2023年08月28日