学会報告2023ASH「多発性骨髄腫の...」


2023年12月のASHのプレナリーセッションの第4席で抗CD38抗体薬イサキツシマブとプロテオソーム阻害剤カルフィルゾミブ・レナリドミド・デキサメサゾンを組み合わせた4剤療法が、従来の3剤療法よりも自家移植適応の初発多発性骨髄腫には優れた治療効果を発揮するとの報告がありました。

レイト・ブレーキング・アブストラクトの第1席で、同じく抗CD38抗体薬ダラツムマブとプロテオソーム阻害剤ボルテゾミブ・レナリドミド・デキサメサゾンを組み合わせた4剤療法が、従来の3剤療法よりも自家移植適応の初発多発性骨髄腫には優れた治療効果を発揮するとの報告がありました。こちらの結果は12月12日付けでニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに掲載されました。N Engl J Med 2023; 389:2319-2330.

今後は、自家移植適応の多発性骨髄腫治療には4剤併用療法が標準治療になるかもしれません。

2023年12月22日