【学会参加報告】日本臨床検査医学会総会・長崎
2023年11月16日から19日まで、日本臨床検査医学会 学術集会が長崎市・出島メッセ長崎で開催されいました。
同学会の長崎での開催は、実に30年ぶりとのことでした。当日はアメリカ・ミシガン大学のゼマンス先生やシンガポール大学のライ先生など海外からの先生方の御講演もありました。
感染症検査の専門家であり、学会長を務められた長崎大学教授の栁原(やなぎはら)先生からは新型コロナの診断に関するお話や最新のAIによる診断学の御話しを頂きました。
血液凝固検査の発展に多大なる貢献をされた元・東京大学教授の矢富先生や白血病などの血液疾患研究で有名な東北大学教授・張替先生などからも素晴らしい御講演を頂きました。
更には、認知症や精神疾患におけるバイオ・マーカーの研究や、抗体薬の研究開発に関する講演など、未来の臨床検査に取り入れられるであろう、様々な最新の知見が紹介されていました。
多くの最先端の知識を得ることのできる有意義な学会でした。

栁原先生の御講演・感染症の御話し/診察画像からAIがインフルエンザを診断する技術

矢富先生の血液凝固に検査に関する御講演・張替先生の白血病に関する御講演