微分積分 第6回
予習編
微分積分第6回では、マクローリン展開・テイラー展開とオイラーの式を扱います。
前回までで高校数学+αの内容を復習・学習してきましたが、ようやく大学数学らしい内容に入っていきます。とはいうものの、マクローリン展開やテイラー展開は「なぜ高校で教えないのか?」(もちろん明確な数学的理由があるのですが、、、)と思うほど、その意図・意義はわかりやすいものです。前回の講義で指示した予習問題を是非解いておいてください。マクローリン展開・テイラー展開が自然と導かれ、また必要性が見えてくるはずです。
また、指数関数と三角関数のマクローリン展開からオイラーの式を導出します。ネピアの数と虚数単位からなる不思議な関係式ですが、本講義最後の微分方程式でも扱いますし、化学分野でも頻繁に顔をだす式ですので、是非これに慣れてください。
また、今回の追加問題は、これまでと少し趣向を変えて、整数や実数のパラドックス(?)について出題します。
今回の要点
- マクローリン展開やテイラー展開とはなにかを理解する。
- オイラーの式を導き、その使い道を知る。
微分積分 第6回
復習編
微分積分第6回では、マクローリン展開までしか進みませんでした。次回にリカバーしたいと思います。
今回の要点は、多項式ではない関数を多項式で近似するにはどうしたらよいか(どのように各項の係数を決めるか)の一点です。手始めに指数関数を多項式で展開した場合を例に、その決め方を導入しました。来週はさまざまな関数のマクローリン展開から、ある式を導きます。
復習ポイント
- 指数関数のマクローリン展開をますは習得する。