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無機化学 第8回


予習編


 無機化学・第8回では、ルイス構造から分子構造を予測する方法を学びます。

 ルイス構造を描くと、各原子の周りの結合電子対と非共有電子対を明確に示されます。実はこの原子がもつ電子対の数に注目すると、分子の構造を予測することができます。今回の内容の要点は、ルイス構造が正確に描けるかというところにつきます。先週の内容を理解できていないと理解が進まないので、その復習は必須です。

今回の要点

  • ルイス構造から分子構造を予測できるようになる。

 

無機化学 第8回


復習編


 今回は、ルイス構造から分子構造を予測する方法であるVSEPRモデル(原子価殻電子対反発モデル)と原子価結合理論を学びました。

 VSEPRモデルもとても単純な経験則で、共有電子対や非共有電子対の電子の間には反発力が働き、お互いできるだけ離れるように配置される、というものです。これは、原子上の共有電子対数と非共有電子対数の合計が、共有電子対の向きを決めるということで、分子全体の構造を予測・説明できることになります。

 オクテット則もVSEPRモデルも、化学結合や分子構造を理解する考え方としては古典的なのですが、人間が紙と鉛筆を使って簡単にそれらを予測・説明することができる、非常に有用な規則です。実際に、有機化学や無機化学の教科書に表れるたいていの分子の構造は、これらから理解することができます。この点で、ルイス構造を描ける、VSEPRモデルを利用できるようになりましょう。

復習ポイント

  • VSEPRモデルでは、共有電子対や非共有電子対の間に反発力が働く。
  • 分子の構造を決める原子上の共有電子対数と非共有電子対数の合計が分子の基本構造を決める。

(2) 無機化学