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研究内容

 植物が行う光合成のように、光エネルギーを利用して、有用な化合物を人工的に作り出すことができれば、人類自らが引き起こしてきた深刻な問題(環境・エネルギー・資源問題等)を解決し、持続可能な社会の実現に寄与できると考えられます。そこで、光エネルギーを化学エネルギーに変換できる光触媒系(人工光合成)の実現を目指して、その要素となる金属錯体や有機分子を開発しています。光エネルギーを集めるアンテナ分子、そのエネルギーで電子を駆動する分子、電子を蓄える分子、反応基質を捕捉する分子、物質変換を起こす触媒などの様々な分子素子を合成し、その機能・物性の評価を行います。これらの研究活動を通じて、錯体化学、有機化学や光化学などを基礎から応用まで学ぶと同時に、光エネルギーを有効に利用できる光反応系の構築を目指します。
 外部発表された内容を順次掲載して行きます。