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講義資料

 令和5年度は
 「微分積分」(1年前期)
 「フレッシャーズゼミI」(1年前期)
 「無機化学」(1年後期)
 「コーオプ演習I」(1年後期)
 「応用化学実験II」(2年後期)
 「物理化学演習」(3年前期)
 「地域連携課題演習」(3年前期)
 「無機工業化学」(3年後期)
 「応用化学実験III」(3年後期)
 「錯体化学特論」(大学院)
を担当します。 また、工学基礎実験I(1年前期)では「中和滴定」、工学基礎実験II(1年後期)では「無機定性分析」を執筆しています。


 諸事情でここには掲載できない講義資料はこちらから。


(1) 微分積分 (1年前期)


 高校数学の復習に続き、導関数、テイラー展開、複素関数、偏微分、条件付き極値問題、定積分、広義積分、重積分、微分方程式を学習し、化学の学習に必須となる大学数学を身につける。数学的に厳密な議論は必要最低限にとどめ、化学の現象を数学で解き、理解するのに必要な知識と計算技術を身につけることを目標とする。この講義を受講することで、物理的・化学的な現象を数学的に記述し、解析するのに必要となる微分積分を駆使できるようになる。

(2) フレッシャーズゼミI (1年前期)


 大学における4年間の学修のみならず、大学生活全般に必要となる環境への適応や仲間づくり、さらに社会人として求められる能力を養うことを目的とする。そこで、履修や学習に関する情報を共有し、また、日本語スキルアップカリキュラムやグループワークを通じて、工学部および応用化学科における教育・研究の全体像を把握することで、大学での学びに対するモチベーションを高め、個人またはグループとして活動する能力を身につける。この授業によって、自分自身の行動をマネージメントする能力が身につき、4年間の大学生活を円滑に進めるための知識・スキルを獲得できる。

(3) 無機化学 (1年後期)


 周期表上の様々な元素を理解するために、量子論によって原子の構造を理解することからはじめる。これを基にして、各原子・イオンの諸性質、化学結合、またそれらから成る無機化合物の構造、物性、酸性・塩基性や酸化還元特性について統一的・系統的に理解・学習する。この講義を通じて、分子の構造・性質・反応を理解する上で必要となる各原子の特性を、統一的に説明できる知識が身につく。

(4) コーオプ演習I (1年後期)


 工学部学生全員がコーオプ実習を学外で行うための準備として、一般企業において必要なコミュニケーション力に不可欠な社会的教養を深めるとともに、課題解決に用いられる最も一般的なアプローチであるグループワークの手法をProject Based Learningにより習得する。  社会人基礎力としての社会常識を高めるための第一歩は新聞(特に政治、経済などの時事問題)を読むことであり、まず身近な新聞記事を題材にして、自ら興味のある課題を以下の例示のように設定し、その課題に取り組むためのグループワークを行う。また、課題の気付き・解決能力の向上が本演習の目的であるので、課題の設定おいては、必ずしも正解があるわけではない、また現時点では結論のわからない課題を設定することで構わないし、むしろその方が好ましい。

(5) 応用化学実験II (2年後期)


 有機合成の基本技術を身につけるため、ヒドロキシ基のアシル化、Grignard反応、Friedel–Crafts反応、クロスカップリング反応、ヒドリド還元を行う。まず、全体のガイダンスを行い実験上の注意事項や基本事項を学ぶ。受講者は配布されたプリントに従って十分な予習をして実験説明に臨む。実験終了後、指導教員の指導を受け結果を確認し、それを毎回レポートにまとめて提出する。さらに、レポートの添削、講評により正しいレポートの作成法を学び、実験内容を理解する。

(6) 物理化学演習 (3年前期)


 物理化学Ⅰ、物理化学Ⅱで学んだ内容に関する演習をおこなう。受講者は予め配布される、様々な化学事象についての演習問題を解答する。それを学生が講義時間内に発表し、物理化学的な考え方の確認、疑問点などの討論を学生間で行う。また教員が内容の解説をおこない、物理化学の知識を確実なものにする。この演習によって、化学現象を物理化学的な観点で説明・理解する知識を補強することができる。

(7) 地域連携課題演習 (3年前期)


 地域連携課題では、地域社会と学生との交流の重要性に鑑み、学生が地域の関係者と連携しながら地域・社会的な課題等に取り組む。具体的には、学生が自ら主体的に地域から課題を選定するが、その調査・分析等はグループ(5名前後)に分かれて異なる視点や手法で行い、それらの結果を比較検討することによってさらに課題への理解を深める。その成果は発表会などを通じて共有し、相互に評価することで切磋琢磨する。

(8) 無機工業化学 (3年後期)


 我々の生活に役立つ無機化合物や金属錯体・有機金属化合物の製法・役割・性質・反応を扱う。1年次に無機化学で学んだ原子・イオン・分子などが示す様々な性質を利用した遷移金属触媒、固体触媒や先端無機材料などを例にして、無機化合物や金属錯体が現代社会にいかに役立っているかを学ぶ。またそれを理解するための発展的な無機化学も学習する。この講義によって、工業的に生産される無機化合物の機能を説明し、また触媒や先端材料等の性能を理解するための無機化学の知識を身につけることができる。

(9) 応用化学実験III (3年後期)


 有機化学・物理化学・無機化学などの枠を超えて、総合的な化学の知識・技術を身につける、発展的な内容の化学実験を扱う。3年前期までの学習や実験で得た様々な化学分野の知識・技術を活用して、卒業研究にも活かせる先端分析機器等を用いる発展的な実験を行う。また、最先端の分析機器を利用して、有機化合物、高分子、無機化合物、生体分子など様々な化学物質を対象とする化学実験を体験する。この実験により、研究活動に役立つ実践的な実験技術と論理的な思考を習得できる。

 

コラム

(1) 微分積分

(2) 物理化学演習

(3) 無機化学

(4) 無機工業化学

(5) 錯体化学特論